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今週の進捗 — 2026/6/22 週

今週のハイライト(2026/6/22 週)— 板倉製作所:全 12 領域の移植が完了/タカハシ:在庫・棚卸・経営の見える化を追加/承認ワークフロー:9 月トライアルへ前進/装置開発ソフト:仮想+AI で構想をご提案

全体

各プロジェクトの詳細は、以下の見出しをクリックすると開きます。

板倉製作所 オフコン(AS/400)刷新 — 全 12 領域の移植が完了

6/11 に板倉製作所様の オフコン(旧式の業務用コンピュータ)引き継ぎ を実施し、20 年以上積み上がった業務プログラム一式(1,477 メンバー・約 22.9 万行)を丸ごとお預かりしました。これを 今のしくみ(Web アプリ+データベース)へ作り替える のがこのプロジェクトです。

方針は「元のプログラムこそ唯一の正解」。仕様書ではなく動いている現物を一行ずつ読み解き、最後は旧システムとの結果突き合わせ(並行検証)で正しさを担保します。

今週、全 12 業務領域の移植が完了 しました。受注管理(203 本・44,008 行)という最大の山場を含め、受注・外製・出荷・号口・試作・技術情報・組付・材料金型・工機・マスタ保守・システム管理まで、生きている業務ロジックがすべて新システム上で動作する状態に達しています。

指標結果
お預かりした資産1,477 メンバー / 228,719 行(全数調査済み)
移植対象サブシステム全 12 領域 すべて移植完了 ✅
自動テスト5,193 件 が常時グリーン(265 ファイル)
逸脱・残課題の記録195 件(番号付きで全件管理)
データ変換のしくみ全 12 業務領域ぶん整備・自動照合済み
残り実データ並行検証 → 本番切替(最終ゲート)
  • 解析でわかったこと: 使われていないプログラム(デッドコード)が約 33%、Excel 連携が 57 か所 — いずれも全数把握済み
  • データの引っ越し(旧 DB → 新 DB)の変換のしくみも全 12 領域ぶん整備し、自動照合まで済んでいます

「何があるのか・どう作り替えているのか・どこまで進んだのか」を専用記事にまとめています。 → リリース詳細

タカハシサーモセンサー — 6/22 初回レビュー会議&在庫・棚卸・見える化を追加

温度センサー・熱電対メーカーの 株式会社タカハシサーモセンサー 向け業務システムです。受注を 1 回入力すれば帳票 5 種・商品台帳・締日別請求書・売掛元帳まで全部自動という形に置き換えており、デモの準備が整っています。

6/22 初回レビュー会議 — 営業の皆さまに試していただきました

前回ヒアリングを基に構築した試作品を、営業の皆さま(柴様・木曽様・紀藤部長)に実際に触っていただく初回レビュー会議を実施しました。「これが完成ではなく、普段の業務に合わせてどんどん更新し、自信がついたら本格運用に移す」 という進め方を共有し、好感触をいただいています。まずは 柴様がカタログ系(Y 品番)の受注で試用開始、木曽様は現場運用の視点で継続フィードバック、という形で 実運用しながら育てる サイクルに入ります。次回打ち合わせは 7/22(水)9:00

会議で挙がった主なご要望(運用しながら順次反映):

  • 帳票レイアウト — 受注書・作業指示書・製造伝票・納品書を A4/A5 ミシン目用紙に対応(小さな金板や年配の作業者にも配慮)。1 受注で複数品目が出た際のページングも調整。
  • 客先表記と自社表記の使い分け — 製造系の伝票・台帳は 自社形式 のまま、納品書だけ客先形式 で発行。営業が受注時に両方を入力し、納品書の客先形式欄は自由記載に対応。
  • 製品種別ごとの集計 — 用途センサー=Y/手術別年数=T/不法抵抗体=R などのタグでカテゴリ分けし、種別ごとの受注金額・受注一覧を表示。受注段階での受注額・粗利の確認も。
  • Y 品番マスターの自動取り込み — 梅徳様向けの最新 Y 品番表を AI で読み込んでマスター一括登録。単価改定は上書きで反映。
  • 手書き台帳の OCR 取り込み(トライアル) — 過去台帳をスキャンして読み取り、一覧から元のスキャン画像へジャンプして手書きを確認できる 2 段階方式を検証(精度・コストを見極めてから本格化)。
  • 図面(Z ドライブ/JWCAD)連携 — 共有フォルダの命名規則・構成を共有いただき、定期更新でシステムへ取り込み、図番検索を可能に。
  • 請求まわり — 請求書に「発行済み」「入金済み」ステータスを追加、一括請求、ジョブ番号での管理。

今週(6/19〜6/21)は、在庫・棚卸・経営の見える化 の 3 つを追加し、同じデモ URL に反映しました。いずれも将来の上場(IPO)準備で監査法人から求められる「在庫を数字で説明できる状態」を見据えたものです。

  • 在庫管理(移動平均法) — 入庫・出庫・在庫調整を記録すると、在庫金額と平均単価が自動計算されます。お預かりした実際の棚卸表(576 品目・在庫総額 約 5,198 万円)をそのまま取り込み済み。現場には数量だけ・金額は経理だけ、と役割で分けています。
  • 実地棚卸(ABC 重点棚卸) — 経理がセッション作成 → 現場が数える → 経理が差異確定、という役割分担をそのまま再現。全 576 品目を金額順に A/B/C に分け、「全数」「標準(A+B)」「重点だけ(A)」から選べます。価値の大きい少数に集中でき、8 月末の棚卸での実戦投入を想定しています。
  • 経営の見える化(業務イベント台帳) — 受注・納品・請求・入出庫などをすべて自動記録。「先月の請求は何件・いくらか」「在庫はどう動いたか」をダッシュボードや日次サマリでいつでも把握できます。

自由に試せます: デモアカウントとおすすめデモコースは専用記事にまとめています。 → リリース詳細・デモアカウント

承認ワークフローシステム — シャチハタ卒業、電帳法対応の自社基盤へ

旧親会社の承認サービス(X-Point は 10/1 で使用禁止)に代わる、電帳法対応の自社承認ワークフローをつくっています。きっかけは「期限のある、待ったなしの移行」です。

4 つの柱で要件と進捗を整理しています。

  1. 聞いたこと(6/19 ヒアリング) — 一番の痛みは「差し戻されると別申請として作り直し(元の番号とつながらない)」。ほかに保存期間が短い/必須項目の抜け漏れ/決裁書と振込依頼の「別紙」二重作成。
  2. 調べたこと — 既製品を調査し、社内アンケート(49 名)で欲しい機能を順位づけ。1 位 検索・履歴、2 位 進捗の見える化・通知、印影は約 48% が希望。固有の業務フローと 9 月期限から「買う」ではなく「自社でつくる」と判断。
  3. つくる中身 — 承認エンジン(直列/合議/金額分岐/回覧/差し戻し=同一番号/取消)、決裁→振込依頼の自動起票、電帳法保存(7 年・改ざん不可)、24 様式を 3 つの波で展開。
  4. どこまで来たか — 心臓部は 完成・検証済み(テスト 100+23+7 件すべて green、Docker 化済み)。9 月トライアルへ向け R0〜R5 を段階実装中。SSO/SharePoint は社外調整待ちのため後追いにし、9 月日程をブロックしない段取り。

リリース詳細(聞いたこと・調べたこと・つくる中身・進捗)

装置開発ソフト(PLC)— 仮想で完成させてから実機へ(構想のご提案)

装置(省人化・自動機)の制御プログラムづくりを、実機を止めず・壊さず に進めるために、仮想モデル(デジタルツイン)+ AI で開発する自社ソフトを構想しています。先行する ロボットシミュレータ と同じ考え方——「1 つの基盤で、メーカーが違っても扱える」——を、PLC を使う装置開発の分野にも広げるものです。

PC の中で装置を組み、AI が制御プログラムの下書きを作り、仮想で安全に動作を確かめてから、各社の PLC へ書き出す。

  • きっかけ — お客様からの「この PLC のプログラムを自社で作れないか」(三菱電機・オムロン・キーエンス)というご相談。本当に必要なのは “代行” ではなく、装置開発そのものを速く・確実にする「自社の道具」(さらに外販できる製品) だと整理しました。
  • 3 つの肝 — ①仮想ツインで安全に繰り返し試す ②AI は下書きまで・承認は人 ③各社 PLC へ取り込める形で書き出し。責任の所在は、つねに人にあります。
  • 足場はできている — 代表的な他社製品(FA シミュレーター・三菱の開発環境)を分解・解析し、仕組み・データの形・通信まで把握・文書化済み。
  • 進め方 — いきなり大きく作らず、最重要リスク(書き出した “形” が各社ソフトに本当に取り込めるか)を数日で先に確かめてから本開発へ。

本資料は 構想段階のご提案 です。経営会議でのご確認・ご相談を目的にしています。

リリース詳細(構想・進め方・ご相談事項)