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今週の進捗 — 2026/9/7 週

前回レポート(8/31)以降、9/7(月)朝までの進捗をまとめています。9/2(水)に 2 社様と打合せを行い、**クリエイトエンジニアリング様(10:00)**では現地で TECHS-S データベースの読み取りが開通、タカハシサーモセンサー様(14:00)では 45 件のご要望を頂戴しました。その後の 4 日間で、タカハシ様は 45 件中 40 件を本番反映、クリエイト様は TECHS-S の鏡像が本番で動き始め、板倉製作所様は購買・外注と売上計上まで開通、アイサン工業様は社長様が実伝票 25 ページをご確認になり、「署名を入れたい」というご要望を当日中に本番反映しました。アネブル様の承認システムも 9/4 の定例でのご要望を 9/5 に公開しています。

今週のハイライト — タカハシサーモセンサー様は9/2のご要望45件のうち40件を本番反映し画面の点検32件を是正/クリエイトエンジニアリング様はTECHS-Sの鏡像が本番稼働し16種類のデータを15分おきに同期/板倉製作所様は購買・外注と売上計上まで開通し画面は29から47へ/アイサン工業様は社長が実伝票25ページを確認し「高橋」署名の要望を当日中に本番反映

全体

各プロジェクトの詳細は、以下の見出しをクリックすると開きます。

タカハシサーモセンサー — 9/2 の打合せで 45 件のご要望、うち 40 件を本番反映。その後の画面点検も反映済み

タカハシサーモセンサー 9/2打合せ — ご要望45件のうち23件を翌朝9時に本番反映/シリアル番号は検査課が翌朝・完成のときに確定する運用へ/明細ごとの注番・Y品番からの自動展開・一括印刷・都度締め・請求忘れの可視化・印字納品書の読み取り/目標稼働日は10月1日

9/2(水)14:00 から、検査課の岩室様にもご同席いただき、実機を見ながら打合せを行いました。頂戴したご要望は 45 件翌 9/3 の朝 9 時に 23 件を本番反映し、その日のうちに「全部入っているか」を棚卸しして、さらに 7 件を追加、合計 40 件が本番で動いています。残り 5 件は、打合せの場で「不要」「別の形で対応」「将来検討」とご判断いただいたもので、積み残しはありません(内訳は後述)。

いちばん大きな決定 — シリアル番号は「検査課が、翌朝、完成のときに」

閾値(何本から個体別にするか)の話ではなく、誰が・いつ番号を決めるかが変わりました。

これまでこれから
誰が決めるか営業(受注入力のとき)検査課(翌朝、実際の作業順を見ながら)
いつ決まるか受注確定の瞬間「完成」を押した瞬間(それまでは何度でも引き直せるプレビュー)
書式YYMM-001(3 桁)YYMM + 4 桁の通し番号(例 26090001)+ 個体は 3 桁の枝番
枝番の起点前のロットからの通し明細(ロット)ごとに 1 から振り直し
明細ごとの選択個別シリアルの有無(2 択)連番/個別/なしの 3 択(ネジ等は「なし」)

営業様は受注入力のときに番号を気にする必要がなくなりました。印刷した時点では空欄のままで構いません。検査課の画面には割当プレビューが出て、開始番号を指定して振り直すこともできます(すでに使われている番号を指定すると、確定前に警告が出ます)。確定後に直したいときは「検査へ差し戻す」で番号を解放できます。

実装してお届けした 40 件(主なもの)

営業

  • 明細ごとの客先注文番号(注番) — 梅徳様・トイズテック様のように、注文書 1 枚の中で品物ごとに注番が違うお客様向けです。チェックひとつで切り替わり、帳票 8 種すべてに明細ごとの注番が印字されます。サンライズ様のように 1 つの注番に何品も載る場合は、これまでどおりです。
  • Y 品番(客先品番)からの自動展開 — 客先品番・客先形式・客先品名のどれか 1 つを入れてカーソルを外すと、自社の型式・品名・図番が自動で入ります。1 件に絞れないときは選択肢が出ます。マスタに無い組み合わせは、その場で「この対応をマスタに登録」できます。
  • 品番のポップアップ検索 — 受注入力・明細訂正の「型式」欄の横に「検索」ボタンを付けました。型式・品名・図番・客先品番・客先型式のどれからでも探せます。
  • 客先担当者の欄 — 注文書を送ってこられた先方のご担当者を、ひらがな数文字で候補が出る形で入力できます。支店・拠点ごとに登録でき、新しい組み合わせは自動で登録されます。
  • 一括印刷 — 受注書+製造伝票+作業指示書 1・2 を、ボタン 1 つでつながった 1 つの PDF に。こちらは普通紙です。ミシン目用紙のボタンも今までどおり残していますので、使い分けていただけます。

事務・経理

  • 締め区分に「1 日」「10 日」「都度」を追加 — 「都度」の得意先は締め日を待たず、納品のたびに 1 ジョブ = 1 請求書で発行します。一覧では赤いバッジで目立たせ、月締めのつもりで処理する取り違えを防ぎます。
  • 納品日(実績) — 台帳の「出荷日」を**「納品日」**に改め、予定の納期とは別に実績を持てるようにしました。納品書 PDF を発行すると自動で入ります。
  • 請求忘れの可視化 — 請求書一覧を**「本日請求」「請求忘れ」「締め日待ち」の 3 つのタブ**に分け、納品済みのまま請求し忘れているジョブが先頭に出ます。締め日を過ぎたものは赤いバッジです。
  • 請求候補のまとめ選択 — 得意先・年月で絞り込み、対象を選んで合計金額を確認してから請求書を作れます。
  • 棚卸を Excel でやり取り — 棚卸用紙を PDF で配る代わりに Excel で出力し、実数を書き戻したファイルをそのまま取り込めます。品目コードで突き合わせるので、行の並びが変わっていても大丈夫です。1 件でも読めない行があれば全件を反映しません(半端に一部だけ入るのを防ぐためです)。
  • 仕入先・得意先の Excel 一括登録 — お預かりした仕入先 31 社のファイルは、画面から 1 クリックで取り込める状態にしてあります(実行は事務様にお願いする運用です)。得意先はテンプレートを用意してあり、営業様の 4 ファイルが届き次第取り込みます。

仕入・OCR

  • 印字(パソコンで作られた)納品書の読み取り — これまで手書きだけだったところに、仕入先ごとの事前設定が不要な汎用の読み取りを追加しました。90 度傾いたスキャンも自動で補正します。打合せの場で32 社ぶんの納品書サンプルをお預かりしています。
  • 必ず人の確認を通します。 仕入先名が 1 社だけに一致したときだけ自動で選ばれ、複数該当・不一致のときは手で選ぶか新規登録していただきます。読み取り画像は必ず保存されるので、確認画面で見比べられます。
  • 仕入品目の候補表示と、在庫入庫へのワンクッション — 買掛元帳の手入力や読み取り結果の確認画面で、在庫品目マスタから品名の候補が出ます。記帳済みの納品書から「在庫入庫へ」のリンクで入庫画面に飛べますが、どれを入庫するかの判断は当面は経理様が手で行うという打合せでの決定どおり、自動では入庫しません。
  • 納品書のアーカイブと画像の保管期限 — 読み取り済みの納品書を検索できる画面を追加し、画像は既定 3 か月で削除できるようにしました(記録は残ります。削除を手動にするか自動にするかは次回ご相談)。
  • 1 枚あたりの費用が画面に出ます(実測 0.21〜0.27 円/ページ)。読めない特殊な伝票は「手入力で買掛元帳へ登録する」に切り替えられます。

新しい機能を作らずに済んだもの

「支払いを 20 日で締めて仕入先ごとの金額を知りたい」というご要望は、既存の集計表でそのまま出せることが分かりました。仕入先マスタの締め区分を「20 日締」にしていただければ、締日別の集計表に載ります。

残り 5 件の内訳(積み残しではありません)

  • 帳票名称の変更(#6) — 「現状のままでよい」とその場でご判断いただきました。
  • 仕入先ごとの読み取り書式の整備(#35) — 仕入先別の設定を作る代わりに、上記の汎用の読み取りで吸収する設計にしました。
  • 電子帳簿保存法対応・倉庫保管の廃止、ジョブ/個体ごとの在庫消費原価、全社→部門別の原価計算(#42・#44・#45) — 「今回スコープ外・将来検討」とご明言いただいた将来課題です。

その場で「やらない」と決めたこと

  • 完成指示書の新設 — 既存の製造伝票で足りる、とのご判断でした。
  • ジョブごと・個体ごとの在庫消費原価 — まず全社の原価計算を通し、部門別は後、という順番を確認しました。
  • 権限のガード — 実際に困ったことが起きてから足す、という方針を再確認しました。

9/4〜9/7 — 頂戴したご指摘と、画面の点検を 6 回に分けて本番反映

9/4 に画面のスクリーンショット付きでご指摘をいただきました。これを機に、こちらでも「初めて触る人」「別のブラウザ」の立場で画面を総点検しています。

日時本番反映した内容
9/4 13:30ご指摘分(客先品番・客先担当者の出所の記録、仕入伝票の明細と仕入品目マスタ)。左側にメニューを常設
9/5 18:50画面の総点検 26 件の是正(前半)
9/5 20:15同(後半)— 請求書一覧のタブ化、一覧のページ送り、入力のヒント、エラー文言、金額の表示形式の統一
9/5 21:20同日にご連絡いただいた「本文の上に余白が無い」を修正
9/5 22:25同日にご連絡いただいた「横スクロールバーが出る」を修正
9/7 8:00Windows の Edge で実際に触った 2 回目の点検 — 6 件中 4 件を是正(残り 2 件は文言のご相談)

お使いになる方が気づく変化は、次のとおりです。

  • 受注入力 — 得意先を選んでから明細が入力できるようになり、順番を間違えにくくしました。明細行の削除ボタンを付けました。取消・返品・失注のように元に戻せない操作は、赤い確認画面を挟みます(以前は通常の青いボタンと同じ見た目でした)。
  • 一覧の打ち切りをなくしました — ジョブ一覧・台帳は、これまで 200〜500 件で黙って切れていました。100 件ずつのページ送りにし、シリアル一覧も 1,000 件を超えたら「月または検索語で絞ってください」と表示します。
  • 金額の表示を統一 — 請求・集計・仕入で 3 種類あった金額の書式を 1 つにしました。
  • 幅の広い表 — 画面が狭いときは「右にスクロールすると続きがあります」と出ます。
  • 説明書 — 目次を番号付きに戻し、スクリーンショットを 43 枚+21 枚撮り直して目視確認しました。前回「撮り直し未了」とお伝えした分は解消しています。

いずれの反映も、直前に本番データベースの控えを取ってから行っています。自動テストは 807 件が通っています。

9/7 にお送りしたメールでのご確認事項

9/2 以降の変更をまとめてメールでご報告し、あわせて次の 3 点のご確認をお願いしています。

  1. 得意先データの Excel 4 ファイル — まだ届いていません。受け皿は用意済みですので、形式のご確認を含めてお送りください。
  2. 図番と客先型式の対応 — 1 つの図番に客先型式が 4 つ以上ぶら下がる例が実データにあるか。あれば選択肢の出し方を変えます。
  3. 「都度」締めの運用 — 納品のたびに必ず 1 通の請求書でよいか、複数回の納品を月 1 通にまとめる場合があるか。

次回の打合せで確定させたいこと

#項目状況
1分納が月をまたいだときのシリアルの年月今回「完成を押した月で確定する」と実装しましたが、これは会議で直接ご合意いただいた内容ではなく、採番タイミングの変更から導いた推論です。検査課様にご確認をお願いします
2請求書 PDF を開いたら請求済み、でよいか同じ会議の中で「システムが出しただけで請求済みにしてはいけない」というご意見も出ていました。いったんこの動きで実装し、画面に赤字で注意を出しています
3ヘッダの注番欄の扱い行別モードのときだけ空にしてジョブ番号を表示する読みを採用しました。実画面をご覧いただき、狙いと合っているかご確認ください
4発注検討(LT/MOQ/最低在庫/発注サイクル)の起点8/27 にお届けした機能ですが、2 回続けて議題に上がっていません。次回は明示的に議題に上げさせてください
5返品の細分化・キャンセル料・在庫の戻し入れ8/5 からの宿題で、今回も議論されませんでした。1 状態のみの現状で支障が出ていないかのご確認
6納品書画像の削除を手動にするか自動にするか削除の仕組みは入っていますが、打合せの決定どおり運用のご判断に委ねています
7左メニューを最初から畳んでおくか数日お使いいただいた後のご感想で決めたい項目です

お預かり待ちの資料

梅徳様の品番対応表(Y 品番・品名・図番)、営業様の受注書フォーマット一式、得意先データの Excel 4 ファイル、検査課様の過去のシリアル使用例——をお待ちしています。届いた分から順に取り込みます。

タカハシサーモセンサー 生産管理アプリアプリ内 かんたん説明書

クリエイトエンジニアリング — 9/2 に現地で TECHS-S の読み取りを開通、9/3 に鏡像が本番稼働

クリエイトエンジニアリング — 9/2に現地訪問しTECHS-Sデータベースの読み取り専用アクセスが開通/実測で1,388オブジェクト・60,543列の構造を確定/毎秒2,900行で吸い上げ/画面に「TECHS由来・最終同期」を表示

9/2(水)に御社へお伺いしました。この日いちばんの成果は、現行 TECHS-S のデータベースに読み取り専用でつながったことです。

「推測した構造」から「実測した構造」へ

これまで、TECHS-S のデータの持ち方はこちらの推測でした。今回、実機から構造そのものを吸い上げています。

  • 1,388 のオブジェクト・60,543 列を実測して確定しました。
  • その結果、こちらが推測していた業務キー 3 件が誤りだったことが分かり、正しいものに直しました。推測のまま作り進めていたら、あとで静かに間違ったデータが入るところでした。

全データの吸い上げが通りました

「Excel に手で書き出すのはやりたくない」という現場のお話を踏まえ、データベースから直接読む形にしています。

  • 御社の PC に常駐する仕組みから、こちらのサーバーへ直接送ります
  • 実測の速度は 毎秒 約 2,900 行。20,000 行(8.8MB)を 1 回で送れることを確認しました。
  • 送信が途中で切られる問題(御社のネットワーク機器が大きな送信を切っていました)は、送る大きさを自動で調整するようにして解決しています。
  • 帰社後も遠隔で動かせるよう、常駐と再起動の手順まで整えました。

9/3 — デモデータを消し、「純粋な鏡像」として本番稼働しました

前回「本番の切り替えはこれから」とお伝えした部分です。9/3 に、本番に入っていたデモデータを全て消し、TECHS-S の鏡像だけが入った状態に切り替えました。 その日の時点で約 147,000 行——品目 6,619・得意先 305・仕入先 75・構成 45,521・製番 1,265・発注 22,115・検収 21,913・在庫 3,332 など——が入り、以降は 15 分おきに差分だけを取り込んでいます。

その後も対象を広げ、現在は 16 種類のデータを同期しています。9/2 時点の 4 マスターに加えて、構成マスタ、製番、受注、発注・検収(明細を含む)、在庫残、受注明細(11,051 行)、職員、製造 BOM(296,594 行)、入出庫実績(260,195 行。初回は直近 60 日ぶんに絞る仕組みを入れました。有効化はこれからです)。

切り替えで見つかったことを、そのまま書きます。

  • ボルト 109 品番の「重さ」欄に、重さでない数字(数百万)が入っていました。 型番を重さの欄に入れた形跡です。値を捨てて取り込むようにしました(御社への確認事項です)。
  • 削除フラグの実値が想定と違いました。 0/1 ではなく S0/S1 で、S1 が削除でした。構成表の実数(296,594 行のうち 33,683 行が除外される)と突き合わせて確定しています。
  • 「同期は正常」と報告しながら、在庫を 15 分ごとに全件(毎回 約 7,600 行)取り直していたことが分かりました。常駐の仕組みの「正常」報告に、何をどれだけ取り込んだかの内訳を必ず載せるように直し、在庫は 4 時間おきにしました。
  • 6,619 品番すべてが 0 円で表示されていました。 原因は TECHS-S が持っている標準原価・標準売価をこちらが捨てていたことで、価格は TECHS-S 側の値を使うように改めました(2,007 品番に実価格が入っています)。
  • 得意先 285 件・仕入先 55 件が画面から見えなくなっていた不具合を直しました(一覧の 2 ページ目以降が出ていませんでした)。

取り込んだデータの「読み方」が確定してきました

  • 製番の頭 2 文字は受注分類そのものでした。 BD=装置(440 件)、MT=メンテナンス(313)、MS=メンテナンス送付(316)、ST=据付(98)、DM=デモ機改造(55)、AD=オプション追加(29)、SS=試作(7)ほか。
  • 帳票用のビュー 265 本を全て棚卸しし、列名から分かることを整理しました。区分コードの意味を確かめるため、次回の現地作業(C19/C20)で小さな表は全件・大きなビューは先頭 50 行を読み取り専用で採取する手順を用意しています。
  • 売価は TECHS-S に入っていません。 受注 1,265 件のうち金額が入っているのは 11 件だけで、売上・請求・見積のテーブルは 0 行でした。9/7 に「売価は新システム側で持つ(手入力と Excel 取込)」と決めました。 御社にお伺いする事項ではなく、情報共有です。

画面が「どこから来た数字か」を言うようになりました

実データが入ると、画面上の数字が手入力なのか TECHS-S 由来なのかが分からないと危険です。そこで——

  • 品目・得意先・仕入先の画面に 「TECHS 由来・最終同期 〈日時〉」 を表示するようにしました。
  • TECHS-S が持っている項目は、こちらの画面では編集できません(なぜ編集できないかを画面に書いています。黙って押せないようにはしていません)。
  • 一覧に 「TECHS」/「手動」 の出所の列を付けました。
  • 「未設定」と「0 円」「0 日」を区別するようにしました。未設定の項目を「0」や「社外」と言い切ってしまう不具合があり、これを直しています。

本番の画面を、モックの構成に揃え始めました

  • メニューを 38 項目から、モックと同じ約 14 画面の構成に縮約しました。残りは「すべての機能」から開けます。
  • 製品ラインアップの画面を作りました。受注 1,265 件から 34 の機種を割り出しています。手打ちの品番 392 件のうち 63 件は基本品番の派生として吸収し、282 件は品番ではない文字列でした。
  • 製番の詳細に、1 台あたりの合計金額、ユニット名、多階層の部品表を出すようにしました。

9/7 — 御社の 5 つの立場になりきって本番を点検しました

本番データの複製に対して、**社長・設計(山本様)・購買(富樫様・永井様)・経理(吉田様)・サービス(山口様・吉見様)**のそれぞれの立場で、モックと本番を並べて同じ操作を試しました。

結果は、5 人中 4 人が「業務が止まる」でした。 エラーは 1 件も出ていません。出ていたのは「表が空」「0 円」「実際と違う件数」——画面は正常に見えて中身が違う、いちばん危ないたぐいの不具合です。原因は 3 つに絞れ、上位 4 件をその日のうちに直しました

  • 受注一覧が 20 件までしか出ていませんでした(1,265 件中 1,245 件に辿り着けない)。サーバー側で検索・ページ送りするよう直しました。
  • 発注・検収・在庫・買掛・支払の画面が、空のままの旧テーブルを読んでいました。 鏡像の表を読むように直しました。これにより「746 品目中 462 が不足」と出ていた警告(95% が誤りでした)も正しくなっています。
  • 検収の税抜金額が実際の 1/10 で読まれていました。列の読み違いです。
  • 製番の詳細に合計・ユニット名・多階層 BOM(上記)。

原価と製品ラインアップの計算は、SQL で突き合わせて 1 円まで一致することを確認済みで、今回は触っていません。残りの 19 件は、購買 → 設計 → サービス → 経理 → 社長の順で、モックで試していただいた操作が本番でも同じようにできる状態を目指して詰めていきます(M1〜M13 として整理済み)。

モックアプリについて

モックの画面そのものに変更はありません。8/31 にご案内した 14 画面がそのまま公開されています。モックは「合意した形」の参照として凍結し、主役は実データの入った本番へ移りました。 あわせて、TECHS-S の実際のデータ構造(製番 → 製造品目 → 部品表 → 品番のつながり)を開発者向けに解説したページも公開しています。

本番システム(ログインが必要です) / 製造番号(モック)見積仕入先マスター単価改定物件別調達TECHS-S のデータ構造(開発者向け)

ご確認・ご相談したいこと

  1. データベースの読み取りについて、テクノア社を含めた形での了解を、書面でいただけますでしょうか。技術的にはつながり鏡像も動いていますが、継続してお使いいただくには商流の整理が必要です。
  2. 8/21 からの宿題 — 受注番号と製造番号の統合(山本様の社内確認)、間接労務費の配賦基準(吉田様のご要件)、完了・出荷を押せる人の権限。
  3. 8/27 の部品原価調査で見つかった 3 件 — 部品原価の +15〜33% の上昇、130F の 5 台まとめ買いが 1 台あたり高い件、単価が食い違う 70 品番。
  4. 実データで分かった確認事項(山本様) — 割り出した 34 機種の呼び名、VNP-? のような仮置きの受注 154 件の扱い、手打ち品番を「基本品番の派生」として扱う方針でよいか。
  5. データの欠け — 品名が空の部品 12 件、構成表の 14.1% の行に単価が無く受注 102 件の原価が 0 円になっている件、入出庫実績が 7/31 で止まっている件(8 月以降 0 行。TECHS-S 側の運用のご確認)。
  6. 月次レポートの Excel 出力の要否。
板倉製作所 — 見積から出荷までの「背骨」に購買・外注と売上計上がつながり、残るは請求・入金・支払

板倉製作所 新システム — 見積・受注・所要量展開・在庫・組付出荷まで一本につながった/実物の構成リスト77行を本番へ投入し解析エラー0/13行だけ客先の判断待ちで止めてある/正式URLで稼働開始

先週「着工しました」とご報告した新システムが、業務の背骨が通り、その両側(買う側と売る側)までつながりました。

9 段階のうち、残るのは請求・入金・支払だけです

段階状態
P0 基盤✅ ログイン・権限・監査・添付・採番・業務定数・配備
P1 工数✅ 作業指示・QR・現場画面・集計・レート・原価計上
P2 構成取込✅ 実物の Excel/PDF に対応。設変の差分も取れます
マスタ✅ 取引先・品目(別名・逆引き)・工程・作業者・材質・倉庫・保管場所
P3 受注✅ 見積 → 受注 → 所要量展開 = 背骨
P4 在庫✅ 一本の台帳・客先別・端数・QR での消費・入荷・アラート・棚卸。入庫の入口 4 つ(仕入入荷・発注受入・完成入庫・客先支給入荷)がそろいました
P5 支給品今週完了 — 客先支給品の在庫と、棚卸 Excel の取り込み
P6 組付・出荷✅ 指示・部品揃い・組付投入・完成・検査・出荷許可・出荷・納品書
P7 購買・外注・原価今週完了 — 発注一覧(未手配の一覧から直接発注)、発注詳細(確定・取消・分納受入)、原価差異の画面
P8 売上・請求・支払🔨 売上計上と単価マスタは完了(出荷確定で売上を認識、未計上の売上を解消する画面、粗利率)。請求・入金・支払は未着手

画面は約 29 から 約 47 に増え、データベースは 69 表のままです。自動テストは 758 件が通っています。

P8 の請求・入金・支払は、御社の税・請求・支払条件の決め(登録番号、締め日、請求書の渡し方、入金の消し込み、支払条件)が固まってからしか作れません。ここが AS/400 を止める前の最後の壁です。

実物のデータを、さらに本番に入れました

  • 9/2 に取り込んだ**実物の構成リスト(77 行・解析エラー 0 件)**は、そのままです。13 行(11 品目)は、自社製作か・購入か・外注かのご判断待ちのまま止めてあります。
  • 今週は 客先支給品の在庫 Excel と、**材料在庫の棚卸 Excel(19 シート)**を本番に取り込みました。
  • 現場でお撮りした写真から、倉庫と保管場所を実物どおりに登録しました(本社の 6 か所——焼入れ一時置場・メッキ専用・2F 組付・完成品在庫・食堂横・東 2F——と第 2 倉庫)。

お願い(最優先・継続) — この 11 品目について、自社製作/購入/外注のいずれかをご教示ください。一度お答えいただければシステムが覚えるので、次回以降の取り込みでは判断が 0 件になります。 13 行の一覧表を持参しますので、次回の打合せで一緒に埋めさせてください。

現場のお写真 29 枚を分析しました

倉庫・部品棚・請求書の現物のお写真を、新システムの設計に照らして読み解きました(免許証や個人のお写真など個人情報は分析から外し、保存もしていません)。

  • 材料棚の手書きタグに書かれている項目(仕入先・材質・板厚・寸法・日付・数量・ロット)は、設計していた在庫ロットの項目と一致しました。設計のとおりで大丈夫です。
  • ただし、「図面は SCGA270D、実物は JAC270DH」のように、図面と実際の材質が違うことを示すタグがありました。この「材質の置き換え」は、いまの設計には項目がありません。
  • 部品棚は車種コードで整理されていました。保管場所を車種コードで持つ設計にできます。
  • 請求書の現物は、前回請求額・入金額・繰越・10% 税を載せる伝統的な「合計請求書」の書式でした。

見積の「出し忘れ」を、システムが見つけます

8/21 のヒアリングで伺った「設計が工数を見積もって営業に戻したあと、客先に提示されないままになっている」という問題に、正面から対応しました。見積に状態(作成中/提示済/受注/失注)と有効期限を持たせ、止まっている見積を検出して一覧に出します。有効期限を過ぎたまま音沙汰がないものも同様です。

現場の記録に、誰がやったかが残るようになりました

現場の作業者はログインアカウントを持ちません。そのため当初、検査・完成・出荷の承認を「誰が」行ったのかが構造的に記録できていませんでした。「行為者」を〈ログインする人〉と〈現場の作業者〉の 2 種類として扱えるようにデータベースの設計から直し、作業者名つきで承認が残るようにしました。監査ログも画面から読めます。

作りながら見つけた「危ない型」を、正直に記録しています

新システムでは、見つけた不具合を「型」として名前を付けて残し、同じ失敗を繰り返さないようにしています。今週は 5 つ増えました。お客様に関わる 3 つだけ挙げます。

  • 「自社」の取引先が、もう 1 件作られかけていました。 「無ければ作る」という処理が、本番に既にある株式会社板倉製作所を見つけられず、重複を作る寸前でした。
  • 「粗利率」という見出しの下に、粗利率でない数字を出していました。 売価がまだ無いのに粗利率は計算できません。正しくは「原価差異」で、見出しを直しました。
  • 本番が数週間、賃率 0 円・役割 1 つで動いていました。 デモデータを入れる手順と、本番に必ず要る設定を入れる手順が同じスクリプトに混ざっていたためです。分離しました。

正式な URL で稼働しています

https://seisan.itakura.fab-forward.co.jp — 現行の AS/400 移植版(itakura.fab-forward.co.jp)とは別のサーバーに置いています。並行稼働の期間中に、片方の障害がもう片方を巻き込まないようにするためです。今週は毎晩 3:47 の自動バックアップを追加し、ログインしていない状態で画面の一覧が見えてしまう不具合も直しました。

これから決めていただきたいこと

  • 上記 11 品目の自社製作/購入/外注(最優先。次回の取り込みが 0 件判断になります)
  • 現場の端末(会社支給タブレット/個人スマートフォン)と、作業者の識別方法——この 2 つと 11 品目を、1 回の打合せでまとめて伺えればと思います。
  • 支給品在庫の実運用(小島様) — 仕組みはできました。実際の運用を個別にお時間を頂戴して確認したく思います。
  • 税・請求・支払の条件 — 登録番号、締め日、請求書の渡し方、入金の消し込み、支払条件。AS/400 を止めるための最後の項目です。お急ぎではありませんが、いつ頃決められそうかだけお聞かせください。
  • 新しく出てきた 3 点 — 車種コードの棚を正式な保管場所として登録するか、請求書の書式は写真の「合計請求書」と同じか、図面と実材質の置き換えを項目として持つか備考で足りるか。
  • 見積金額の算出式、客先ポータル(SHISAKU Web EDI)やデンソー系 EDI との関係。

板倉製作所 現場業務ヒアリング資料板倉製作所 業務引継ぎ資料(既存)

アイサン工業 — 社長様が実伝票 25 ページをご確認、「署名」のご要望を当日反映。商奉行の請求計算を 99.84% で再現

アイサン工業 — 複合機の共有フォルダーから5分おきに自動取り込み/御社の事務所から実際に6件24ページが流れました/商奉行の日次連携も毎日稼働/請求書は実測に基づき印字位置を作り直し

複合機からの自動取り込みが動き、社長様が「見た」を押されました

8/21 に「到着時スキャン」と決め、前回まで「共有フォルダーの見張りはこれから」とご報告していた部分です。御社の PC に常駐する仕組みを設置し、稼働しています。

  • 複合機のスキャン先フォルダーを 5 分おきに見に行きます
  • 新しい PDF があれば、1 ページ = 1 枚の伝票として取り込み、そのまま社長チェックの待ち行列に入ります。
  • 同じファイルが二度入っても、中身で判定して重複を作りません
  • 遠隔操作の接続を切った後も、無人で動き続けることを確認しています。

御社の事務所から、本物の伝票が流れてきました。 9/1 に 5 件(21 ページ)、9/2 に 1 件(3 ページ)、9/3 に 1 件(1 ページ)——合計 7 件・25 ページ、複合機のファイル名がそのまま付いたスキャンです。

そして 9/7(月)の朝 9 時半、社長様が社長チェックの画面で全 25 ページに「見た」を押されました。 流れが 1 周しました。ありがとうございます。

そのときに頂戴したお言葉が、「テストしました。使いやすいですね。今後はどこかに『高橋』の署名を入れたい。承認した証拠としたい」でした。同じ午前中に作り、本番に入れています。

  • 「見た」を押した人の署名(例:高橋)が、そのチェックの記録にその時点の文字で固定されます。後から署名の設定や社長様が変わっても、過去の記録は変わりません。
  • 伝票の画像の上に、**朱色の「印」**が重なって表示されます。
  • 署名の文字はご自分で設定できます。これまでに押されていた 131 件のチェックにも、遡って押した方の名前を入れました。

1 点、ご確認をお願いします(継続) — 常駐の仕組みは、設置した Windows アカウント(AU02)でログインしている間だけ動きます。事務のご担当者が普段お使いのアカウントがこれと違う場合、スキャンが届く時間帯にちょうど止まっていることになります。普段お使いのアカウント名をお教えください。

商奉行の「請求」の計算を、9 年分の履歴で再現しました

前回「注文・発注と入金の記録は、ルールが決まってから」とお伝えしていましたが、ヒアリングを待たずに進める方法を取りました。商奉行が過去 9 年間に記録した結果そのものを「仕様」とみなし、当システムで同じ計算をやり直して、商奉行の数字と 1 件ずつ突き合わせるやり方です。

突き合わせた項目一致
請求金額(税抜)55,666 / 55,754 件 = 99.84%
請求の消費税55,320 件が完全一致、55,649 件(99.81%)が 1 円以内
得意先ごとの売掛金残高597 / 612 件 = 97.55%(最初は 207 件でした。原因を 5 つ突き止めて直しました)

この再現の過程で、商奉行の中のコード表の読み方(「解読表」)も 2 か所訂正しています。再現できていない残りの数十件は、こちらの計算が違うのではなく、商奉行側で例外的な入力がされた伝票で、個別に理由を記録してあります。

これによって、次のことが当システムの中でできるようになりました

  • 売上伝票・入金伝票の入力(入金は今週追加。商奉行の番号帯を侵さないよう番号を守ります)
  • 得意先元帳・売掛金残高一覧表(回収の古い順)・売上集計表・売上明細表 — 明細表には商奉行には無い、品名の自由検索があります。
  • 得意先登録 — 当システムで新しい得意先を作り、商奉行の規則に沿ったコードを自動で割り当てます。
  • 請求締め・締取消の「試算」 — 対象の候補、プレビュー、請求一覧まで本番データで動きます。

いまは「試算」までで止めています。 実際に締めを確定する操作と、商奉行へ売上・入金・得意先を流し込む CSV の出力は、安全装置で止めてあります(画面には「試算モード」と出ます)。外す条件は、商奉行の取込画面の実際の列並びを 1 度だけ御社側で採取していただくことと、今回直した締め期間・税の計算を本番の鏡像で検証し終えることの 2 つです。

9/6 の夜には、得意先登録の表が本番に作られていない不具合を 30 分以内に修正し、同じことが二度と起きないよう「本番の表の形」を毎回自動で照合する検査を加えました。

「社長チェック」を入り口にしました

いま御社にお願いしているのは、事務がスキャンする → 自動で上がる → 社長が「見た」を押す、この 1 周だけです。それに合わせて画面を並べ替えました。

  • 社長様のアカウントでログインすると、いきなり社長チェックの画面が開きます。
  • スマートフォンの画面幅(390px)でも崩れません。 外出先からお使いいただく前提です。請求書のプレビューだけ横にはみ出していたのを 9/7 に直しました。
  • 11 個並んでいたタブを、紙の流れ(8 工程)の順に並べた左メニューに変えました。
  • パスワードをご自分で変更できるようにしました。 初期パスワードは郵送でお渡ししているため、こちらに連絡しないと変えられない状態を解消しています。
  • アプリ内のかんたん説明書を 15 節に書き直し、すべての画面をカバーしました。
  • 取り込み時に伝票の種類を選べるようにし、同じ伝票の可能性があるときは並べて示します(勝手に削除はしません)。この作業で、画面から PDF を上げたときに読み取りが黙って切れていた不具合が見つかり、直しています。
  • 「初めて触る人」の立場での総点検を 2 回行いました。1 回目は 68 件中 64 件、2 回目は 38 件中 30 件を是正しています(残りは優先度の低い見た目の項目です)。

請求書の印字位置を、実測で作り直しました

前回「写真から割り出した暫定の値」とお伝えした部分です。白紙の専用用紙を撮った写真の歪みを補正し、そこから実寸で作り直しました。

  • 明細の行位置を 1 ページ 45 行・4.273mm 間隔として引き直しました(前は 44 行・4.4mm でした)。
  • 「枠なし」が隠しすぎていたのを直しました。写真で薄く見えていた差出人欄(住所・社名・Tel・登録番号・振込先)は下の複写紙の裏写りで、専用用紙には印刷されていません。両方の印刷モードで出るようにしました。
  • 発行日が締め日で上書きされていたのを、その請求書自身の発行日を使うよう直しました。
  • 請求書に**「どの締めで確定した金額か」のバッジ**を付け、食い違いがあれば警告を出します。
  • 画面上に「用紙写真」モードを追加しました。白紙の専用用紙の写真の上に、実際に印字されるインクだけを重ねて表示します。印刷する前に、画面で位置を確かめられます。

お願い(前回から継続) — 残っているのはプリンター自身の紙送りのズレだけです。専用用紙 1 枚に「枠なし」で試し刷りしていただき、ズレの向きと量をお知らせください。画面の位置調整で合わせた値を、そのまま既定値にします。

あわせて 1 点 — 請求書の最終行に出る 伝票No 999999 消費税一括税額(課税売上 10%) は、商奉行でも同じように印字されていますか。 されていなければ、こちらでは出さないようにします。

商奉行の日次連携は、毎日動いています

平日 12:20 の自動取り出しは 8/31 から 9/4 まで 5 営業日連続で成功しています。取り込んだ行数も 1,332,453 → 1,332,505 → 1,332,673 → 1,332,956 → 1,333,088 と、御社の日々の入力ぶんだけ増えています。仕組みは無人で回っている状態です。

ご確認・ご相談したいこと

  1. 専用用紙への試し刷り 1 枚(上記)と、伝票No 999999 の行の扱い。
  2. 科目の一覧の確定(小田様) — 現場の方が分類を始める前に固めたい項目です。
  3. 画像だけの伝票の承認範囲 — 営業・経理・社長の 3 役まで必要か、社長様の「見たよ」だけで足りるか。
  4. 一度、画面をご覧いただく場を — 商奉行タブ・社長チェック・請求書発行の 3 画面と、業務の流れの解説資料を、小田様と社長様にご覧いただきたく思います。9 月末の開始に向けて、ここが次の関門です。
  5. 商奉行の「受入」画面の列並びを 1 度だけ採取させてください — 当システムから商奉行へ売上・入金・得意先を流し込む出口を開くための最後の材料です。
  6. 事務のご担当者が普段お使いの Windows アカウント名(上記)。

スケジュール — 9 月末に開始、10 月中に慣らす、11 月〜3 月は凍結、という計画に変更はありません。

アイサン工業 伝票読み取りシステム伝票が完成するまでの流れ(解説)アプリ内 かんたん説明書

アネブル — 9/4 の定例で伺った「印影・スマホ承認・契約文書」を 9/5 に公開、9/7 にご報告メール

9/4 の定例で伺ったこと

小和鶴様とご上長にご参加いただき、他社製品(シヤチハタクラウド)の画面をお見せいただきながら伺いました。

  • 印影 — 承認者が添付書類の好きな場所に印を押せる、という使い方。角印(会社印、リスクが低い)と丸印(代表者印、契約書に使う。最終決裁者に限定したい)の区別があり、いまは紙の押印管理簿で管理されています。ただし、取引先が「印影の見た目」を求めているのか、電子的な承認記録で足りるのかは未確認で、社内で改めてご確認いただくことになりました。
  • スマホ承認 — 小さな画面で印を指でドラッグするのがつらい、というお話。
  • 契約文書 — 契約書にあたる申請を区別して扱いたい。

決めたこと — 承認の記録(このシステム)と、対外書類への最終的な印影の配置(御社のルールが決まってから)を分けます。承認者がスマホで添付を読んで「承認」を押すだけで済む形を先に作ります。

9/5 に公開したもの

  • 添付ファイルのプレビュー — Word・Excel は PDF に変換して、スマートフォンで拡大しながら読めます。
  • 承認画面を「書類そのもの」の見た目に — A4 の申請書の横に承認ボタンを置き、承認済みの欄には**日付入りの印影(姓・日付・役職)**が出ます。未承認の欄は薄く表示されます。
  • 契約文書の区分 — 申請書の種類ごとに「常に契約文書」「都度選ぶ」を設定でき、承認時に注意が出て、メールの件名にも印が付きます。
  • 契約文書台帳 — 紙の押印管理簿の置き換えです。絞り込みと CSV 出力ができます。
  • 見た目をシヤチハタクラウド風に — 青い上部バーと左のアイコン列。
  • 「新規申請」の一覧に、申請書ごとの説明・ひな形の縮小画像・情報のチップを付けました(説明文はこちらで書いたので、ご校正をお願いしています)。
  • フィードバック窓口の通知 — 回答や状況が変わったときに、ご希望の方へメールでお知らせします(ご自身で受け取りを選ぶ形です)。

9/7 には、安全面の点検で見つかった 5 件(変換処理の同時実行の制限、改ざん検知時の応答、CSV の式の注入対策、複数承認者の印影表示、台帳の 200 件打ち切り)と、変換した Word・Excel のプレビューが表示されない不具合を直して公開しています。

9/7 にお送りしたメールでのご確認事項

小和鶴様(CC 清川様・小田木様)宛に、上記のご報告と次の 5 点のご確認をお送りしました。

  1. 取引先が印影の見た目を求めるか、電子的な承認記録で足りるか。 見た目が必要な場合は、丸印・角印の画像をお預かりします。
  2. 丸印の運用ルール — 最終決裁者のみか、押印管理簿を今回の台帳で完全に置き換えられるか(システム外で押す印があるか)、いまはどこで丸印を押しているか。
  3. 契約文書にする申請書の種類 — 現在の 2 種類以外に追加すべきものがあるか。
  4. 申請書の説明文のご校正。
  5. シヤチハタクラウドの検証用アカウントと、見本の書類(振込明細など)。

あわせて、実際のスマートフォンで承認の流れを試していただき、フィードバック窓口からご感想をお寄せいただけると助かります。

こちら側の残りは、実機(iPhone)での通しの確認、全 49 種類の申請書での自動テスト、変換した PDF の保管期限、変換処理の通信制限の 4 点です。

アネブル 申請・承認システム

【社内】顧客台帳の見える範囲を絞る準備と、前回の 2 つのご提案について

「全員が全件見える」状態に、担当者ごとの区分を入れます

前回、正直にお伝えした点がありました——顧客台帳に登録されている社員は全員、記録された取引先のやり取り・案件・やることを見られます、という状態です。ここに手を入れています。

  • 社員一人ひとりに対応する区分を、顧客台帳の中に用意しました(現在の 11 名ぶん)。
  • 秘書がメールを記録するときに、どの郵便受けから来たものかに応じて区分を付けるようにしました。複数の担当者が触れているお客様は、触れた人の区分が足されていく形にしています。担当者が変わるたびに見えなくなる、ということが起きないようにするためです。
  • すでに溜まっているぶんにも、遡って区分を付けました。 メールの宛先・差出人、やることの担当者、案件との紐付けといったすでにデータの中にある手がかりから持ち主を割り出す形で、210 件のレコードに 471 の紐付けを追加しています。推測で埋めた箇所はありません。
  • 今週の修正 — 同じメールが複数の郵便受けに届いたとき、先に処理した郵便受けの担当者だけに区分が付いてしまう取りこぼしがありました。宛先・CC・差出人に含まれる社員全員の区分を付けるように直しています。
  • 自分の案件・やることだけを見る閲覧専用の画面を用意しました(会社のアカウントでログイン、サーバー側で担当区分を確認します)。公開はこれからです。
  • 見える範囲を実際に絞り込む切り替えは、まだ行っていません。 現時点では、これまでどおり全員が全件を見られます。切り替えの前に、元に戻せる控えを取ってあります。

切り替えると「今まで見えていたものが見えなくなる」方が出ます。どの範囲まで絞るか(自分が触れたお客様だけか、部門単位か、役員は全件見えるか)はご意見を伺ってからにしたいと思います。ご希望があればお知らせください。

前回の 2 つのご提案 — お申し出をお待ちしています

先週ご案内した 2 件は、まだ着手していません。お申し出があってから作ります(作ってから使い道を探すのは順番が逆だと考えています)。

① 退職・異動された方のメール履歴を、引継ぎ資料にまとめます 誰と・どの案件で・どこまで進めていたかを整理し、メールを辿れる閲覧画面もご用意します。板倉製作所様で 105,371 件を分析した手法をそのまま使います。引き継ぎが必要な方がいらしたら、その方のメール履歴とあわせてお申し付けください。

② IPO 関連のタスクを、メールの CC だけで回るようにします 専用アドレスに CC するだけで顧客台帳に記録され、「誰が・いつまでに・何をするか」が課題として登録されます。アドレスの開設はこちらで行います。既存のアカウントを読み取り専用で直接見る形にすれば、CC すら不要です。

顧客台帳を見てみたい方は、これまでどおり会社のメールアドレスといつもの合言葉でそのままログインできます(アカウントは全員分作成済みです)。

情報発信(note)

今週は 8 本を公開しました(経営者向け 3 本、ベテラン技術者向け 2 本、技術解説 3 本——紙の伝票を読み取る仕組みの落とし穴、「静かに壊れる」システムの見つけ方など)。読者の方から「もっと持ち帰れるものを」というご意見をいただき、各節の末尾に「今日・今週・次の会議で聞く 1 問」の持ち帰り欄と、記事の最後に記入例・質問票・点検手順をまとめた持ち帰りキットを付ける形に改めました。あわせて、記事を自動で下書きする仕組みに 15 項目の品質検査(出典に無い日付や経緯を書かない、出典の公開日を引用する、材料が薄いときは書かない、など)を入れています。

社内システムのつながり(解説資料)顧客台帳