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今週の進捗 — 2026/6/15 週

今週のハイライト — 5 プロジェクト(PMS/タカハシ/営業管理/ロボットシミュレータ/板倉製作所)

全体

各プロジェクトの詳細は、以下の見出しをクリックすると開きます。

生産管理システム(PMS)が 2 社で稼働(デモ準備完了)

長らく開発を進めてきた 3 層構成(共通基盤 × 設定によるカスタマイズ) の生産管理システムが、2 社向けに稼働し、デモをご覧いただける状態が整いました(アプリは動作する状態で、お客様の受け入れテスト=UAT はこれからです)。

会社採番方式URL
ワールドシステム統合採番(工番)— 案件ごとの工番で見積〜売上を一気通貫に追跡https://world.fab-forward.co.jp
クリエイト・エンジニアリング個別採番(標準)— 書類ごとに独立した連番https://create.fab-forward.co.jp

2 つの URL は別々のシステムに見えますが、中身は 同じ 1 つのコードベース です。各社専用のブランディングも、業務の進み方も、コードを作り分けるのではなく 設定の切り替えだけ で実現しています。「1 つの基盤を設定で各社向けに切り替える」というアプローチが実際に成立した、というのが今回の一番のポイントです。

両社とも 見積 → 受注 → 手配 → 入荷 → 製作 → 売上 → 入金 の一連の流れをカバーし、9 つの役割(社長/部長課長/営業/購買/製造/総務経理/設計/派遣/閲覧)で画面・権限を切り替えています。

自由に試せます: デモ用アカウント(社員コード E001E018、パスワードはすべて password)でログインできます。ログイン後の「ご利用ガイド」(/guide) に、役割一覧・デモアカウント・各社ならではのポイントをまとめています。

採番方式の違いや今後のフェーズ(連結決算=リアルタイム経営ダッシュボード)については、詳しくは リリース詳細ページ をご覧ください。

タカハシサーモセンサー 受注→請求システム(デモ準備完了)

温度センサー・熱電対メーカーの 株式会社タカハシサーモセンサー 向け業務システムを構築し、デモの準備が整いました(UAT はこれからです)。6/12 の現場ヒアリングで「同じ型式を 3 回手書きしている(複写受注票 → 台帳 → 納品書)」「納品書は客先の言い回しに翻訳しながら手書き」という課題を確認し、受注を 1 回入力すれば帳票 5 種(受注書・製造伝票・作業指示書・現品票・納品書)・商品台帳・締日別請求書・売掛元帳まで全部自動 という形に置き換えています。

  • デモ URL: https://takahashi.fab-forward.co.jp (実帳票を再現したデモデータ入り)
  • 納品書は得意先ごとの表記変換で 客先の言い方に自動翻訳
  • 商品台帳は出荷と同時に自動記帳、「型式の頭 (T-7 など)」でパッと検索
  • ログイン後の「📖 説明書」に実画面スクリーンショット付きの操作手順(低 IT リテラシー前提)

自由に試せます: デモアカウント 5 種(営業/検査/事務/管理)とおすすめデモコースは専用記事にまとめています。 → リリース詳細・デモアカウント

営業管理アプリ(Fab Forward Sales)
  • トライアルおよび実運用で挙がったフィードバックの反映を継続しています。
ロボットプロジェクト(シミュレータ/カメラ制御アーム)

ロボットシミュレータ(2 つの検証環境)

産業用ロボットのティーチング・動作確認のために、性格の違う 2 つのシミュレータを役割分担で組み合わせています。自社ブラウザシミュレータ「FabForward Cobot Studio」(旧 robot-guide/メーカー非依存・インストール不要の操作コックピット)と、メーカー実機相当の FAIRINO FR5 SimMachine(実機コントローラそのもの=正解)です。今週は、Cobot Studio から実機コントローラの正解値を読み取って自社モデルに同期する連携を整備し、Cobot Studio を FR5 開発の単一窓口にしました。あわせて公開準備として 改称・法務文書の整備・公開機種を FAIRINO FR5 に整理 を行いました(詳細は専用記事の「法務・コンプライアンス」節)。

ロボットシミュレータ:2 つの検証環境の連携(Cobot Studio ↔ FR5 SimMachine を「FR5 開発の単一窓口」で同期)

各環境の機能・収録機種・ログイン方法(ID/パスワード)・2 つの使い分けは、専用記事にまとめています。

ロボットシミュレータ — 2 つの検証環境

カメラによるロボットアーム制御システム(構想図)

ワールドシステム・浅井社長からのご依頼(DX/IT 依頼 #18 起点)。カメラでロボットアームを制御し、ピックアップ・分類を行うロボットを製造販売する構想を、要件定義から製品化まで 10 ステップの構想図に整理しました(ソフト開発は C/Python を想定)。

カメラによるロボットアーム制御システム 構想図(要件定義〜製品化まで 10 ステップ)

板倉製作所 オフコン(AS/400)刷新

6/11 に板倉製作所様の オフコン(旧式の業務用コンピュータ)引き継ぎ を実施し、20 年以上積み上がった業務プログラム一式(1,477 メンバー・約 22.9 万行:RPG 446 本/CL 490 本/画面 249 本/帳票 33 本/テーブル 166 本)を丸ごとお預かりしました。これを 今のしくみ(Web アプリ+データベース)へ作り替える のがこのプロジェクトです。

方針は「元のプログラムこそ唯一の正解」。仕様書ではなく動いている現物を一行ずつ読み解き、最後は旧システムとの結果突き合わせ(並行検証)で正しさを担保します。進め方は毎回同じループ — 全数解析(自動)→ 画面・テーブルの自動変換 → 業務ロジックの読み解き → AI による実装と自動レビュー → 逸脱の全件記録 です。

今週は、全 11 サブシステム中で 最大の山場だった受注管理(MENUJ1:203 本・44,008 行)を全 8 波かけて完了。受注・外製・出荷・号口・マスタ保守といった中核業務がそろって新システム上で動作する状態に達し、業務ロジックの約 2/3(行数ベース)を移植済みです。新システム側には現在 3,405 件の自動テストが常時通っており、移植のたびにこの壁を越えたものだけを取り込んでいます。

  • 解析でわかったこと: 使われていないプログラム(デッドコード)が約 33%、Excel 連携が 57 か所 — いずれも全数把握済み
  • 残りは 試作・技術情報・組付・材料金型・工機・システム管理 の 6 サブシステム(共通部品が多く、効率的に進められる見込み)

「何があるのか・どう作り替えているのか・どこまで進んだのか」を専用記事にまとめています。 → リリース詳細

タスク(来週に向けて)
  • タカハシ: デモのフィードバック収集、在庫管理(移動平均法・8 月末棚卸向け)の設計着手
  • PMS: 稼働を開始した 2 社のデモ・初期データの整備、受け入れテスト(UAT)に向けた準備
  • PMS: 次フェーズ(連結決算・経営ダッシュボード)の設計着手
  • 営業管理: フィードバックの反映を継続
  • ロボットシミュレータ: 公開デモのフィードバック収集・収録機種の拡充
  • ロボットシミュレータ(法務): ロボット 3D モデル(FAIRINO 由来)の再配布ライセンスを権利元へ確認。なお一般公開・販売を行う場合は弁護士による法務レビューが必要(現時点では未実施)
  • 板倉製作所: 試作管理(MENUT1)の移植に着手。並行して旧システムとの結果突き合わせ(パリティ検証)の準備