部品の仕分けロボット・かんたん解説
むずかしい言葉を使わずに、絵でご説明します。
カメラが部品を見つけて → パソコンが判断して → ロボットの腕がつまんで、箱に仕分けする仕組みです
カメラは、部品から 18.8cm はなれた場所 に固定して取り付けます。この距離で、30mm角の部品がきちんと画面いっぱいに写ることは、テスト撮影の写真で確認済みです。
すでに選定・注文済み(モスウェル社製、2種類)で、納期は2週間ほど とのことです。追加の作業は不要です。
このパソコンは、カメラが撮った写真を見て「これは仕分け箱Aに入れる部品だ」と判断し、ロボットの腕に「ここをつまんで」と指示を出す、いわば頭脳の役目 をします。
当初おすすめしていたコンテック製 CPS-BXC200-W10M02P05 は、あらためて確認したところご発注から納品まで約4ヶ月かかることが分かりました。導入スケジュールに間に合わないため、型番の見直しをおすすめします。
同じ「小さなパソコン」でも、中身の頭の回転の速さ(下記コラム)には差があります
選ぶときに外せない条件が1つあります。写真を見て一瞬で「どの部品か」を判断するには、パソコンの頭脳(CPU)に、写真の判断のような計算を高速でこなすための特別な仕組み(専門用語で「AVX2」という命令セット)が入っている必要があります。これが無いパソコンは値段が安くても、判断が遅くなりすぎて今回の用途には向きません。
| 比較項目 | 最低限、必要な条件 |
|---|---|
| 頭の回転の速さ(命令セット) | AVX2 対応 CPU (これが無いと判断が遅すぎます) |
| メモリ | 8GB 以上 |
| 保存容量 | 64GB 以上 |
| 本体 | 工場で毎日動かしても壊れにくい、頑丈なタイプ |
この条件で価格・納期を確認した結果、以下をおすすめの型番とします。
| メーカー | アドバンテック(Advantech) |
|---|---|
| おすすめ型番 | QIPC-320 |
| 価格目安 | 約19万〜28万円(税込・流通価格) |
| 納期目安 | 約1週間(国内在庫の短納期モデル) |
| 頭の回転の速さ | AVX2対応、コンテック製より高性能 |
※上記は流通価格の目安です。ご発注前に代理店へ最新の価格・在庫状況をご確認ください。
他に検討した候補との比較(ご参考まで):
| 型番 | 納期目安 | 価格目安 | 頭の回転の速さ |
|---|---|---|---|
| コンテック CPS-BXC200(当初案) | 約4ヶ月 | - | ◎ 対応 |
| WAGO 752-9401 | 約1〜1.5ヶ月 | - | × 非対応(判断が遅くなる恐れ) |
| アドバンテック QIPC-320(推奨) | 約1週間 | 約19万〜28万円 | ◎ 対応 |
| アドバンテック UNO-148(設置場所の都合で今と同じ棚取付け型が良い場合) | 都度お見積り | 約42.5万円〜(税別) | ◎ 対応 |
WAGO製は納期こそ早いのですが、上記の「頭の回転の速さ」の条件を満たさないため、今回はおすすめしません。設置場所の都合で当初と同じ棚取付け(DINレール)型が必須の場合のみ、価格は上がりますがUNO-148が代替になります。
走っている車の写真がブレて写ってしまうように、ベルトコンベアが動いたまま写真を撮ると、部品の形がぼやけて写ってしまうことがあります。
そこで、部品がカメラの真下に来た瞬間だけ、スーパーのレジでバーコードを読み取る時のように ほんの一瞬だけベルトを止めて(またはひと呼吸おいて)、パッと撮影 する仕組みを追加することをおすすめします。
1個あたり10秒というゆったりしたペースでよいとのことですので、この一瞬の停止を入れても、全体のスピードにはほとんど影響しません。
追加が必要なもの: 部品の通過を検知するセンサー、および手元を明るく照らすLED照明。この2つは、現在のお見積りにはまだ含まれていません。
| 品目 | 状況 | 内容 |
|---|---|---|
| 📷 カメラ | 手配済み | モスウェル製 2種類・納期2週間ほど |
| 💻 パソコン(頭脳) | 型番を変更 | アドバンテック QIPC-320(納期約1週間・約19万〜28万円) |
| 📡 センサー | 追加でご手配ください | 部品の通過を検知するもの |
| 💡 照明 | 追加でご手配ください | 撮影用のLEDライト |