社内システムのつながり

社員名簿・ログイン・秘書・顧客台帳が、どのように結びついて動いているか

ひとことで言うと

社員は会社のメールアドレスと合言葉ひとつで、八つの業務システムすべてに入れます。 そして取引先とのメールは、担当者が何もしなくても顧客台帳に記録され、 「どのお客様の」「どの案件の」「誰が・いつまでに何をする話か」まで仕分けされます。

全体の図

社員名簿・受付・秘書・顧客台帳のつながりを示した図 ① だれが入れるか(ログイン) 社員 11名 会社のメールで入る 受付 合言葉を確かめる Dex 社員名簿 全員分の原本 LLDAP 照合 八つの業務システム ・顧客台帳 ・社内ウィキ ・社内チャット ・人事システム ・合言葉の金庫 ・書類の保管庫 ・予定と課題 ・ビデオ会議 どれも同じ合言葉ひとつで入れます ② 情報がどう溜まるか(メールの自動整理) 取引先からの メール 13の郵便受けを監視 秘書 24時間、自動で読む ・どのお客様か ・何の話題か ・誰が何をいつまでに secretary 顧客台帳 会社の共有資産 ・お客様 4社 ・案件 25件 ・やること 32件 EspoCRM ①のログインで見る 仕分けの考え方 ・「どのお客様か」は、送信元の会社名から機械的に判定します(迷いません)。 ・「どの案件か」「何をいつまでに」は、文章の意味を読む必要があるため人工知能が判断します。 ・自信が持てないときは空欄のままにします。推測で埋めて台帳を汚さないためです。

上段=人の出入り。下段=情報の流れ。二つは「顧客台帳」で出会います。

四つの部品の役割

呼び名役割たとえるなら
社員名簿
LLDAP
誰が社員で、どの部門かを記録した原本。ここだけを直せば、八つのシステム全部に反映されます。 会社の人事台帳
受付
Dex
入ろうとする人の合言葉を名簿と照らし合わせ、本人だと確認します。各システムは合言葉を持ちません。 ビルの受付
秘書
secretary
13の郵便受けを24時間見張り、届いたメールを読んで仕分け、顧客台帳に記録します。 24時間働く事務担当
顧客台帳
EspoCRM
お客様・担当者・案件・やることが集まる場所。担当者個人のメールボックスではなく会社の共有資産です。 営業の共有カルテ

実際の動き — 一通のメールを例に

取引先の担当者から「株式譲渡契約書の件」というメールが届いたとします。

  1. 秘書が気づく — 郵便受けを見張っているので、届いた時点で読み始めます。
  2. お客様を特定する — 送信元の会社名から、どのお客様かを機械的に判定します。
  3. 話題を仕分ける — 「契約」「取締役会」「経理・税務」といった分類をつけます。
  4. 案件に結びつける — 過去のやり取りを踏まえ、「株式譲渡」という進行中の案件の一部だと判断します。
  5. やることを取り出す — 本文から「契約書案を確認して返信する/期限は今週中」を読み取り、担当者と期限つきで登録します。

ここまで人の操作はありません。担当者は顧客台帳を開けば、 その案件のやり取りと残っている宿題が並んで見えます。

今の稼働状況

11社員(名簿)
8共通ログインのシステム
13見張っている郵便受け
4お客様
25案件
112記録されたメール
32やること

この仕組みの利点

担当者が辞めても、記録は会社に残ります

やり取りが個人のメールボックスにしかない状態を避けられます。案件の経緯は顧客台帳に蓄積されます。

合言葉はひとつだけ

システムごとに違う合言葉を覚える必要がありません。退職時も、名簿から外せば八つすべてに反映されます。

費用はかかっていません

使っているのはすべて無償で公開されている仕組みです。文章を読む人工知能も、社内の設備で動かしているため 利用料は発生していません。

正直にお伝えすべき点

人工知能の判断には限界があります。案件の判定を誤ることも、やることを取りこぼすこともあります。 台帳の内容が常に正しいという前提で運用しないでください。 最終的な確認は担当者が行う必要があります。

また、案件の「進行中/完了」といった状態は、まだ自動では変わりません。 現時点では担当者が手で更新する必要があります。