4. 生産管理(号口・組付)
受注が確定した後、実際にモノを作り、在庫に反映するまで。号口(量産)部品を作るMENUW1、部品を組み立てる組付管理MENUA1、得意先(アイシン)からの支給品を扱うMENUA2を対象にします。製造指示(sjdp)は15,141件記録されています。
1. いま私たちが理解している流れ(たたき台)
AS/400の号口管理(MENUW1、WSBS系プログラム)・組付管理(MENUA1、ASBS系プログラム)のソースと、実データから組み立てた想像図です。実際の仕事を見て書いたものではありません。
- 生産数を自動計算する — 毎晩(またはオンデマンドで)システムが受注残・標準在庫・現在庫を突き合わせ、不足分の作業指示を自動で作る(WSBS01)
- 納期を確認・修正する — 自動計算された指示(納期が仮のもの)を、担当者が画面で個別に確認・修正する(WSBS02)
- 作業指示書を発行する — 現場に「これを作れ」と渡す紙を発行する。「かんばん品」と「社内かんばん」という2つの違う仕組みがある(WSBS03/05/07)
- 現場で製造する
- 完成入力をする — 現場作業者が受注№・完成日・出来高(実際にできた数)を入力する(WSBS11、組付はASBS11)
- 在庫に反映する — 完成・出荷のタイミングで在庫数が増減する(WSBS08/09)
この6段階、順番も粒度も合っていますか?
私たちはプログラムの呼び出し順からこの順番を推測しました。号口(単品部品)と組付(部品を組み立てた製品)で流れが違う部分があるかもしれません。
- おおむね合っている
- 順番が違う(どこ→どこ: )
- 抜けている工程がある( )
- 号口と組付で流れがかなり違う(違い: )
- まったく違う。一から説明したほうが早い
2. 一日の流れ
ここが私たちにとって完全な空白です。データには日付しか残っておらず、一日の中の順番も時間も一切分かりません。ふつうの一日を教えてください。
| 時間帯 | やっていること | 使うもの(AS/400・Excel・紙・電話) |
|---|---|---|
| 始業〜午前 | ||
| 午前〜昼 | ||
| 昼〜午後 | ||
| 午後〜終業 | ||
| 締め・月末など |
自動計算された作業指示(WSBS01、毎晩実行)が、朝の何時までに現場に届いている必要がありますか?
システムは深夜に自動計算しますが、そこから納期確認(WSBS02)・指示書印刷・現場への配布まで、誰がどのタイミングで動いているのかが分かりません。
3. この数字、合っていますか
実データ(製造指示15,141件)から出た数字です。どれも「システムに記録された結果」であって、実際の仕事のしかたを示しているとは限りません。
製造指示の4件に1件が「中止」扱いになっているのは、実感と合っていますか?
私たちは以前「ほぼ全件が完成入力される」と理解していましたが、詳しく見ると約4分の1は完成日が入らない「中止」扱いでした。中止になる理由(受注取消・数量変更で作り直し・入力ミスの取り消し等)を知りたいです。
- 受注の取消・変更で指示ごと中止にする(よくある)
- 入力ミスをやり直すために中止にしている
- そんなに多いとは思わなかった
- 上のどれでもない
新システムで「中止」をどう扱うか(理由の記録を必須にするか等)が決まります。
実際に誰がその作業をしたかは、今どうやって分かるようにしていますか?
184名の作業者が登録されているのに、実際の指示データには誰がやったかが一切記録されていません。現場では「誰が作ったか」を別の方法(口頭・紙・記憶)で把握しているのではないかと考えています。
- 紙の指示書に手書きでサインしている
- 特に記録していない。聞けば分かる程度
- 班やラインの単位でしか把握していない(個人単位ではない)
- 上のどれでもない
新システムで「誰が作業したか」を記録する仕組みが必要かどうかが決まります。
担当班コード「80」は、具体的にどの班・どの工程を指しますか?
全体の6割を占める最大勢力なのに、私たちが調べた仕様書には80番が何を意味するかの対応表が見つかりませんでした。工程マスタ(38件登録)とも直接つながっていません。
- 特定の班・工程を指す(何班: )
- 「未割当」「その他」のような便宜的な番号
- 昔の名残で今は使っていない
- 見当がつかない
「今、あの部品がどの工程にあるか」を知りたいとき、実際にはどうやって調べていますか?
システムには「完成した」という最終結果しか残っておらず、加工中・検査待ちといった途中経過はほぼ記録されません。現場を歩いて見て回る、担当者に聞く、といった方法を想定していますが、実際のやり方を知りたいです。
補足: 特定の顧客ライン(610B)向けの生産計画データ(gajp/gsjp)は、8年分でそれぞれ1行しか登録されていません。仕様書では号口指示計算の「もう1つの計算エンジン」として説明されていますが、今も使っているかどうか、当日聞かせてください。
4. システムに残らない仕事
指示書の印刷や在庫反映はAS/400の画面で完結していますが、それを支えるExcelの監視・通知の仕組みや、得意先からの支給品の受入確認は、いただいたデータにはほとんど痕跡が残っていません。
「かんばん品」と「社内かんばん」、この2つを現場ではどう使い分けていますか?
私たちの理解では、かんばん品は「すでに計算済みの指示を、かんばんカードで発行タイミングだけコントロールする」仕組み、社内かんばんは「かんばんカードそのものが新しい指示を即座に作り出す」仕組みで、名前は似ていますが動きが正反対です。現場で混同することはありますか?
- 2つは別物だとはっきり分かって使い分けている
- 正直、違いを意識したことがない
- 混同してトラブルになったことがある(どんな: )
- 上のどれでもない
号口指示の計算結果を知らせるExcelのメール(設定情報・納期修正リストなど)は、今も届いていますか? 見ていますか?
AS/400の自動計算結果を検算・追跡するために、Excelマクロが毎晩メールで担当者に配信する仕組みが見つかりました。今も現役で使われているか、誰が見ているかを知りたいです。
アイシンからの支給品を受け取ったとき、受入日や確認の記録はどこに残していますか?
支給品データ(skdp)は10,170件ありますが、受入日の欄も、受入確認(現物を受け取ったことの確認)の欄も、全件が未記録でした。QRコードでの入力の仕組み自体はあるようなので、運用のしかたを知りたいです。
- QRコードで入力しているが、確認欄までは入れていない
- 紙の受入チェックリストで別管理している
- そもそも受入記録という発想がない(現物を見れば分かる)
- 上のどれでもない
5. こうだったらいいのに
新しいシステムは画面も操作も一から作れます。今の不便を我慢する必要はありません。
生産管理(号口・組付)の仕事で、一番手間がかかっている・面倒だと思っていることは何ですか?
次のうち、あったら助かるものはありますか?
他社の生産管理システムでは当たり前だがAS/400にはない、という機能を並べました。要る・要らないを教えてください。
- 今、どの部品がどの工程にあるかを画面でリアルタイムに確認できる
- 完成入力を現場のタブレット・スマホからできる
- 誰が・いつ・どの作業をしたかの記録が自動で残る
- 担当班コードのような社内番号を名前で分かりやすく表示できる
- 支給品の受入をQRスキャンだけで確実に記録できる(確認漏れが起きない)
- 「中止」になった指示の理由が記録に残る
- 上のどれよりも先に直してほしいことがある( )
逆に、今のAS/400で「これは便利だから絶対に残してほしい」ものはありますか?
キー操作だけで速く入力できる、毎晩自動で指示が計算される安心感、といった話も含みます。新システムで失われると困るものを先に知っておきたいです。