6. 経理

売上・請求・支払をまわす経理管理サブシステム(MENUR1)。得意先140社のうち93.6%が月末締め、支払実績(SHDP)は2015年8月から2026年5月まで130ヶ月連続で記録が残っています。ここも「システムに記録が残った部分」と「Excel・紙・電話で完結している部分」がはっきり分かれる領域です。

1. いま私たちが理解している流れ(たたき台)

これは推測です。違うところを教えてください

AS/400の経理管理サブシステム(MENUR1(経理の画面)、出荷まわりのMENUS1)のソースと、8年分の実データから組み立てた想像図です。実際の経理の仕事を見て書いたものではありません。

  1. 日々の納品登録 — 出荷担当が納品を登録すると、納入日の月がそのまま「請求対象年月」になる。ただし打切区分が9(確定)にならないと請求対象にならない
  2. 月末:締め処理 — 得意先ごとの「請求済締日」を進めて、その月の出荷入力をロックする(後から遡って入力できなくする)
  3. 請求書発行 — 月次一括・範囲指定・都度作成の3つのやり方が並行して動いている
  4. 入金確認・消込 — ここは私たちの調査で一番証拠が薄い場所。AS/400の外(銀行サイト?Excel?紙?)で行われていると考えている
  5. 支払費用データの入力 — 仕入先・外注先からの請求を、発生月ごとに1件ずつ手入力する
  6. 支払処理 — 総合振込データ・支払案内書・支払総括書などの帳票を作る
  7. 費用集計 — 材料・購買のデータを部門別(工機・試作・製造)に振り分けて集計する。この振り分けはAS/400を一切通らず、人がExcelで判断している

この7段階、順番も粒度も合っていますか?

私たちはプログラムの呼び出し順とデータの持ち方からこの順番を推測しました。特に4番目(入金確認・消込)は、対応するAS/400のテーブルやプログラムが見つからず、完全に想像で埋めた部分です。

  • おおむね合っている
  • 順番が違う(どこ→どこ:          )
  • 抜けている工程がある(          )
  • 不要な工程が入っている(          )
  • まったく違う。一から説明したほうが早い

2. 一日の流れ・月次の流れ

経理の仕事は、日々の入力と月次の締めサイクルの両方があると考えています。まず一日の流れから、次に一月の流れを埋めてください。データには日付しか残っておらず、一日の中の時刻や、月のどのタイミングでどの作業が集中するかは一切分かりません

時間帯やっていること使うもの(AS/400・Excel・紙・電話)
始業〜午前
午前〜昼
昼〜午後
午後〜終業

一月の流れ — 得意先の93.6%は月末締めですが、25日締め・20日締め・15日締めの得意先も少数あります(§3で詳しく伺います)。

タイミングやっていること使うもの(AS/400・Excel・紙・電話)
月初
締め日の数日前
締め日当日
締め後〜請求書発行
月末(支払処理)

締め日を過ぎてから出荷データを直したくなったとき、実際にはどうしていますか?

AS/400の仕組みでは、締め日(得意先ごとの「請求済締日」)より前の納入日ではもう出荷登録ができないように、システムがブロックする作りになっています。「月締め完了以前の出荷日では、出荷処理はできません。」というエラーが出ます。このエラーを見たことがあるか、見たときどう対応しているかを知りたいです。

  • 見たことがない
  • 見たことがある。そのときは(          )
  • 締め日をいったん戻してもらって、直してからまた進めてもらう
  • 次の月でまとめて調整する
  • 上のどれでもない

締め処理をロールバックできる作りにすべきかどうかが決まります。

3. この数字、合っていますか

実データ(2018年1月〜2026年6月29日)から出た数字です。どれも「システムに記録された結果」であって、実際の仕事のしかたを示しているとは限りません。

93.6%
得意先140社のうち131社が「末締め」で、残り9社だけが中締めです 得意先マスタ従属1(tk1p、全140件)の締め日コードを集計。25日締め4社・20日締め3社・15日締め2社。

25日締め・20日締め・15日締めの9社は、具体的にどこの得意先ですか?

データには締め日の「日にち」しか残っておらず、なぜその得意先だけ中締めなのか(先方の要望?昔からの慣習?)という理由は分かりません。

  • 知っている得意先がある(得意先名:          )
  • 先方の支払いサイクルに合わせている
  • 昔からそうなっているだけで理由は分からない
  • この9社の心当たりがない
0件
振込を実際にいつ実行したか(振込日)を記録するはずのテーブルが空です 支払費用データ照会用のワークテーブル(SHDPP1.振込日欄)は0行。支払実績(SHDP)自体は発生月しか持たず、日次の支払実行日は記録がありません。

実際に振込を実行した日は、どこで管理・確認していますか?

AS/400側には「この日に振り込んだ」という記録を残す場所が見当たりませんでした。銀行のオンラインバンキング画面を見ればわかる、という可能性が高いと考えていますが、確認したいです。

  • 銀行のオンラインバンキング画面で確認・管理している
  • Excelの台帳で管理している(ファイル名:        )
  • 紙の台帳で管理している
  • 上のどれでもない
人の判断100%
費用を「工機・試作・製造」のどの部門のコストにするかは、すべて人が請求書を見て判断しています 費用集計のExcelマクロを解読した結果、部門への金額振り分けはシステムの自動計算ではなく、担当者が請求書1枚ごとに手で入力していることが確定しました(AS/400との自動連携なし)。

1枚の請求書を複数の部門に振り分けるとき、何を基準に判断していますか?

仕入先・材質・サイズなどでだいたいの振り分けルールはあるようですが、最終判断は人がしているとみられます。判断に迷うケース(複数部門にまたがる材料など)があるかも知りたいです。

4. システムに残らない仕事

ここが一番知りたいところです

請求書発行の帳票データを作るテーブル(JUDPR5)はデータが一切ありません(0件)。つまり実際に発行された請求書そのものは、私たちのデータには一切写っていません。入金確認・消込・相殺・手形の期日管理についても、AS/400側に対応するテーブルやプログラムが見当たりませんでした。

経理まわりで日常的に使っているExcelファイルを、思いつくだけ挙げてください

「請求管理表」のような一般的な言葉だと私たちが特定できないので、ファイル名・置き場所・誰が作っているかで教えてください。分かる範囲で構いません。

入金の確認と、請求書との突き合わせ(消込)はどうやっていますか?

社内で「消込」という言葉は、実は出荷・受注のデータ確定という別の意味でも使われているらしいと分かってきました。ここではお金が振り込まれたことを確認する作業について伺いたいです。

  • 銀行のオンラインバンキング画面で確認している
  • Excelの台帳で管理している(ファイル名:        )
  • 紙の台帳・請求書控えと突き合わせている
  • 上のどれでもない

相殺(ネッティング)している取引先を教えてください

以前の確認で、デンソープレステック・ヒサダ・トヨトミ・アイシンシロキの4社と相殺していると伺いました。この4社で全部か、他にもあるかを確認したいです。この質問はこれまで総務のご担当者お一人にしか伺えていないので、経理の立場から見て違いがあれば教えてください。

  • この4社で全部合っている
  • 他にもある(得意先名:          )
  • 今はもうやっていない、または減っている
  • 相殺の実務には関わっていない

受け取った手形の期日は、どこで管理していますか?

以前の確認で「入金管理表.xlsx」という台帳で手形の期日も一元管理していると伺いました。これが今も現役の管理方法か、経理の立場から確認したいです。

  • その台帳(入金管理表.xlsx)で合っている
  • 別の方法・別のファイルで管理している(          )
  • 手形の実務には関わっていない

5. こうだったらいいのに

AS/400の作り直しはしません

新しいシステムは画面も操作も一から作れます。今の不便を我慢する必要はありません。

経理の仕事で、一番手間がかかっている・面倒だと思っていることは何ですか?

次のうち、あったら助かるものはありますか?

他社の会計・経理システムでは当たり前だがAS/400にはない、という機能を並べました。要る・要らないを教えてください。

  • 入金・振込の実行日をシステムに記録できる(銀行画面とExcelを行き来しなくていい)
  • 請求書・支払明細をPDFでそのまま添付・保存できる
  • 費用の部門振り分けを、過去の実績から候補を提示してくれる
  • 締め日を過ぎた出荷データの修正を、履歴を残したままできる(今は完全ブロックのみ)
  • 相殺・手形など、Excelで別管理しているものを同じ画面で確認できる
  • 誰がいつ何を変更したかの履歴が残る
  • 上のどれよりも先に直してほしいことがある(       )

逆に、今のAS/400で「これは便利だから絶対に残してほしい」ものはありますか?

締め処理の一括操作や、キー操作だけで速く入力できる画面など、新システムで失われると困るものを先に知っておきたいです。