3. 技術・設計(品番・構成)
お客様から「これを作ってほしい」という話が来ても、受注や生産の処理を始める前に、必ず品番・構成(BOM)・設計№を登録しておく「土台づくり」の工程です。実データでは受注品番6,704件・部品品番10,096件・設計№38,206件が登録されています。
1. いま私たちが理解している流れ(たたき台)
AS/400の技術情報管理(MENUK1、KSBS系プログラム)のソースと、実データから組み立てた想像図です。実際の仕事を見て書いたものではありません。
- 新しい部品の話が来る — お客様からの新規図面・引合。どこから来るのか(営業経由?技術に直接?)が分かっていません
- 設計№を先に確保する — 品番登録の前に、まず設計№(図面番号)をKSBS03で登録しておく必要がある(
#CHKSNルール。設計№マスタにも受注品番マスタにも無い品番は、受注品番登録の入力そのものがブロックされる) - 受注品番登録 — KSBS01で得意先・受注品名・担当班・型式などの属性を
jhmpに登録 - 構成(BOM)登録 — 親品番と子品番の組み合わせを
ksmpに1行ずつ登録。標準はこの1階層だけのフラットな台帳 - (必要な部品だけ)多段階層の構成を作る — 部品の部品…という多段階層が必要な場合は、KSBS09で一度Excelに書き出し、人が編集し、KSBS10で書き戻す往復作業(
ktmp) - (必要な部品だけ)レーザー№登録 — プレス加工した部品にレーザーマーキング機で刻印する識別番号をKSBS14で割り当てる
この6段階、順番も粒度も合っていますか?
私たちはプログラムの呼び出し順からこの順番を推測しました。「設計№が品番登録より先」という順番は仕様書上のルールとして確認できていますが、実際の現場の手順として本当にこの通りかは分かっていません。
- おおむね合っている
- 順番が違う(どこ→どこ: )
- 抜けている工程がある( )
- 不要な工程が入っている( )
- まったく違う。一から説明したほうが早い
2. 一日の流れ
ここが私たちにとって完全な空白です。データには登録年月日しか残っておらず、一日の中の順番も時間も一切分かりません。ふつうの一日を教えてください。
| 時間帯 | やっていること | 使うもの(AS/400・Excel・紙・電話) |
|---|---|---|
| 始業〜午前 | ||
| 午前〜昼 | ||
| 昼〜午後 | ||
| 午後〜終業 | ||
| 締め・月末など |
図面が届いてから、品番・構成・設計№の登録が終わるまで、どれくらいの時間がかかりますか?
「この日までに登録が終わっていないと、受注や生産の処理が始められない」という締切があるのかどうかが、データからは分かりません。
3. この数字、合っていますか
実データから出た数字です。どれも「システムに記録された結果」であって、実際の仕事のしかたを示しているとは限りません。
1つの受注品番に子品番が88種類、というのは実感と合っていますか?
大半は数個〜十数個の構成だと思いますが、88種類という突出した例があります。本当にそれだけ複雑な組み立てなのか、それとも登録の仕方(本来分けるべきものが1つにまとまっている等)に理由があるのかを知りたいです。
- 実際にそれだけ多くの部品を使う特殊な製品がある(品番: )
- 本来は複数の構成に分けるべきものがまとまっている
- 心当たりがない
ktmpは942行・親品番45種類のみ(最大6階層まで確認)。それ以外の親品番は、1階層だけのフラットなksmpにしか構成が残っていません。部品の中の部品…という多段階層の構成が必要になるのは、どんなときですか?
多段階層の構成はKSBS09で一度Excelに書き出し、人が編集し、KSBS10で書き戻す往復作業(パスワードNIINOMIが必要)で作ります。この作業をするのは45品番だけなのか、それとも本当はもっと多くの品番で必要だが手間がかかるのでやっていないのかを知りたいです。
- 多段階層が必要な製品は実際にそれくらいしかない
- 本当はもっとある。省略している(省略している理由: )
- この作業の存在自体を知らない
- 上のどれでもない
新システムでBOMを何階層まで、どういう作りで持つべきかが決まります。
bhmp10,096件。レーザー№スロット(bhln01〜bhln10、1品番最大10個)のいずれかに値が入っている行は2,005件(19.9%)。残り8割の部品にレーザー№が無いのは「刻印が不要な部品だから」ですか、それとも「本来は必要だが登録されていない」からですか?
レーザー№はプレス部品にレーザーマーキング機で刻印する識別番号です。刻印が必要な部品とそうでない部品が最初から分かれているのか、登録漏れがあるのかがデータからは区別できません。
- 刻印が必要な部品はもともと少ない。8割は不要でよい
- 本来必要だが登録されていない部品がある
- 得意先や製品によって刻印の要不要が決まる
- 上のどれでもない
snmp38,206件。受注品番マスタjhmpは6,704件。実際に使われていない設計№が3万件以上残っているのは、廃版になった図面の番号がそのまま残っているからですか?
設計№は「図面1枚に1つ」割り当てるルールで、8桁のうち最後の1桁がA〜Zの年コード(Oは0と紛らわしいので欠番)です。1文字だと26年で一巡してしまうため、2019年に「Zの次はAに戻る」ルールに変更されましたが、26年以上前の古い品番との重複は意図的に対策されていません。実データでも年コードにOは1件も出現せず、このルールが厳密に守られていることは確認できました。
- 廃版・過去の図面の番号がそのまま残っているだけ
- 試作段階だけで終わり、正式受注にならなかった設計№も多い
- 設計№が重複して困った実例がある(いつ頃: )
- 上のどれでもない
新システムで古い設計№を削除・アーカイブしてよい基準が決まります。
補足: 同じ受注品番が2回登録されている例も3件(「435108-10730」「72046-X7AV0」「LX-B114-3L」)見つかっています。品番登録は「既に登録済みなら再入力エラー」の仕様のはずですが、この3件はすり抜けています。気づいた点があれば当日教えてください。
4. システムに残らない仕事
技術情報の登録そのものはAS/400の画面で完結していますが、図面そのもの(紙・電子データ)の保管・検索や、多段階層のBOMを作るためのExcel往復作業は、いただいたデータには痕跡しか残りません。
多段階層のBOMをExcelで編集する作業(KSBS09で書き出し→人が編集→KSBS10で書き戻し)は、実際にはどれくらいの頻度で、誰がやっていますか?
この往復作業にはパスワード(NIINOMI、担当者名に由来)が必要な仕様になっています。今も特定の人しかできない作業なのか、他の人にも広がっているのかを知りたいです。
- 今もほぼ特定の1人( )しかやっていない
- 複数人ができるようになっている
- そもそもこの作業をしていない・別のやり方に変わっている
- 上のどれでもない
図面(設計№に対応する現物)は、今どこに・どういう形で保管されていますか?
設計№は「図面番号」なので、システム上は設計№から図面を探せる設計になっています。しかし図面ファイル本体(紙/CAD電子データ/スキャン画像)がどこにあるかは、私たちのデータからは一切分かりません。
- 紙の図面ファイルを棚で管理している
- CADの電子データをサーバーやPCに保存している
- 両方とも管理している(紙が正、電子は控え 等)
- 設計№だけでは探せず、別の手がかりが必要
品番登録・構成登録の画面操作で、「これは分かりにくい」「よく間違える」というポイントはありますか?
私たちが調べた限りでも、似た名前の機能(KSBS01の中のF5=構成登録・F6=担当班選択など)があり、用途を取り違えやすい作りになっている箇所が見つかっています。現場での実際の困りごとを教えてください。
5. こうだったらいいのに
新しいシステムは画面も操作も一から作れます。今の不便を我慢する必要はありません。
技術・設計の仕事で、一番手間がかかっている・面倒だと思っていることは何ですか?
次のうち、あったら助かるものはありますか?
他社の生産管理システムでは当たり前だがAS/400にはない、という機能を並べました。要る・要らないを教えてください。
- 品番・図番・品名であいまい検索できる(コードを覚えなくていい)
- 構成(BOM)に図面・CADデータをそのまま添付できる
- 多段階層のBOMをExcel往復なしで画面上で直接編集できる
- いつ・誰が・何を変更したかの改訂履歴が残る(今は上書きのみで履歴が残らない)
- 子品番から親品番への逆引き検索がもっと速い・分かりやすい
- 設計№・レーザー№の登録忘れを画面が知らせてくれる
- 上のどれよりも先に直してほしいことがある( )
逆に、今のAS/400で「これは便利だから絶対に残してほしい」ものはありますか?
キー操作だけで速く入力できる、画面の並び順が体に入っている、といった話も含みます。新システムで失われると困るものを先に知っておきたいです。